チルチンびと名古屋研修にて

2月12日、13日 名古屋へ出かけ、チルチンびと地域主義工務店の愛知、岐阜の作品を見学させてもらいました。
自然素材でつくられた家は、どこでも安らぎますが、それに加え設計のデザインのこだわりや小さな所まで気配りした設計力を見せられ、家がずいぶん良くなるのだと感じました。

他の工務店で建てられた家を見ることは、いろいろな事を教えていただき発想を生み出す力になります。
いろいろな家と出会うことによって、住宅建築の奥深さやはば広さを、つくづく感じます。
たとえば、戸を開き戸にするか引き戸にするか、表面の仕上げを何にするか、杉の板張りにするのか、框にするのか、建具にガラスを入れるのか、ガラスはスリットに入れるのか、透明ガラスかすりガラスか、等々建具ひとつをとっても、ひとつの物を決める時、計り知れない選択肢があります。
無形から、ひとつの建築物にしていくとき、感性やこだわりが一人ひとり違いますので、建築家によってずいぶん家も違ってきます。
その家の趣とか雰囲気とか、その建築主の思いを察しながら全体的なまとまりも考え、ひとつひとつのデザインを決めているのがわかります。
神経を注ぎ、ひとつひとつをおろそかにせず決めた結果の総和が、ひとつの家にまとまるのだと思いました。
気配りの家を見たとき、刺激を感じます。
私も新たな製作意欲をかきたてられ、「負けないように感性をふくらませ、いい家を建てよう。頑張ろう。」と帰路につきました。

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