チルチンびと仕様の長期優良住宅先導事業の家をこれから建てます

長期優良住宅先導事業としての提案「地域の人と材でつくる
循環系チルチンびと仕様の家
(地域調達率明示)」として、
国土交通省よりチルチンびと地域主義工務店の会が 35棟の採択を受けました。

その1棟を申請して、3月より自社で施工をしていきます。

内容としては、
長期優良住宅の基準の劣化対策等級3以上
耐震等級2以上
維持管理等級3
次世代省エネルギー等級4は元より、
それ以外に構造は羽柄材・造作材等を産地確認し
地域材の調達率を上げ、
国産材を全て使用して建てなければなりません。

また、合板の使用は一切できません。
無垢材で耐震性を確保します。

耐震性については、筋かい・面材としての合板は使用できず、
まかなえない場合は無機質面材(モイス)を使用します。
また、床や屋根の水平剛性の確保にも、合板は使用できず、
無垢厚材斜め張りや無垢木材火打梁を使用し剛性を維持します。
無垢材を使用することで、より耐久性が高まり、
長期に渡って耐震性を維持することができます。

断熱材は、人体に安心安全な自然素材を用いた断熱材で、
次世代省エネルギー等級4以上を維持します。
グラスウール・スタイロフォーム.ウレタン等は使えません。
また、薬剤・防腐剤は使用せず
防腐防蟻性のある無垢材の桧を使用することで、安心安全健康な家を目指します。

建築材料は、自然素材を基準に「チルチンびと仕様の家」としてチェックを受け格付された
安全性のある自然素材のみを使用します。
その上で、52種類の化学物質の測定による安全性の検証をし、
実際に住む室内の空気が安全か明らかにします。

以上が大まかな内容です。

私自身は今まで自然素材の家を手掛けてきましたが、
より今まで以上に規定・基準の中で徹底した
人と社会と環境にやさしい家づくりが要求されます。

よりレベルを上げることは容易なことではないと思いますが、
住む人により安心安全健康な住まいを提供するために
情熱を持ってやっていこうと思います。

また、この住宅がどういう作りなのか、
合板を使わない家づくりとはどういうものかを見ていただきたいと思います。
工程ごとにプチ見学会を開く予定でいます。

その節は、ぜひ足を運んでください。

fb-share-icon0