教会礼拝堂の補強工事完成

1月21日のブログで工事を始めたことをお知らせした教会礼拝堂の
耐震補強工事が完了しました。
工事途中で、何度も地震がありましが
耐震壁が施工しおわっていましたので大丈夫でした。
もし施工前ならどうなっていたかわかりません。

東日本大震災の時は、足場にのって作業している職人さんが心配で、
すぐ携帯電話に連絡しました。
幸い、広場にいて誰もけがはありませんでした。

教会の建物のすぐ隣に、鐘の塔があるのですが、地震の揺れで、
その鐘が鳴ったそうです。

 
この鐘が鳴ったそうです。

耐震補強工事は、3月17日の卒園式までに完成させることが
条件でした。
そもそも耐震補強工事は、小さな子供たちを
建物の倒壊から守ることが目的です。
たびたびの地震で、耐震補強工事の価値を実感しました。

 

礼拝堂は、集会場所なので室内を区切ることができません。
室内には壁がほとんど、ありません。
大空間です。
そのため外部に建物から飛び出して耐震壁を10所も設けました。

壁をつくるところには、鉄筋コンクリートの基礎をつくり、
太いアンカーボルトで土台とつなげました。
この壁で揺れを防ぎ倒壊を阻止します。
また反対方向は既存建物の外壁をはがし、
腐っていた土台をいれかえたり、
細い柱に、がっちりした柱をそえたり、補強をして、
新しい壁が既存の壁と一体となるよう耐震壁を作り
地震に耐える様にしました。

教会関係者の方から、
「決心して耐震補強工事をして本当によかった」
と言っていただきました。
3月17日は東日本大震災の直後で余震の最中でしたが
きっと安心していい卒園式をむかえる事ができたと思います。

今回東北関東は極まりない地震被害を被りました。
私たち東海地域もいつ何時おそわれるかわかりません。
人の命を守る為にますます耐震が重要になってきます。

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