子供たちの感性を 大事にしたい
質感ある本物の素材の中で 暮らすことが 、人にとって 重要です。

子供の頃から 、音楽と 触れ合えば 音感が 備わります 。 音楽があれば 、人生は、より楽しくなります。
質感も同じです 。
今、住宅の大半に使われている木に似せた ラッピングの 建材は、 何も感じなく、 冷たく無機質で 感情を 寄せ付けません 。 その反面 、無垢の木は 肌触りが温かく 、香りがして 深みがあり 、どことなく優しく 目に映りやすらぎます。 苛立ったり、怒ったりしたら 、その包容力で 、感情を 和らげてくれるように 思います 。本物の素材には 、人、それぞれ、 その場面、場面でいろんなことを感じさせます。 果てしなく 、創造性が あります。 幼い時期に それを感じて 育つことは 、素晴らしいことだと 私は信じます 。 質感のある空間で育つことで、 子供たちの五感が 養われるのだと思う。

感じる力が 養えれば、 物に感動したり 、美しいなと思う情緒が生まれます。 芸術を、表現するのにも長けて、何か を作り出そうとする意欲にもつながります 。 人生が、より楽しくなります 。

また、それだけ、ものに深みを感じて、 充実した 有意義な時間を 過ごすことができると思う。
それが幸せに 通じると 信じています。

これから育っていく子供たちのためにも、 嘘、偽りの無い 素材を、素直に感じて 過ごす 環境が、大事です。 建築 に携わる者として 、感性を育む自然素材で作った家を 、提供する 使命があると 感じます。