間違いのないリフォーム
私が建てたお宅ではないのですが、私が家守りしているお宅から電話をいただきました。
玄関ポーチの柱に貼ってあるタイルが剥がれ、崩れてきて家が倒れてしまうのではと不安になってました。
現状を見ると、鉄骨の柱にカチオン(鉄にも接着力がある溶剤)を塗り、モルタルでタイルを直接貼ってありました。
長年の振動、湿気、鉄とモルタルの膨張率の違いが剥離の原因ではないかと思います。

タイルを剥がし、鉄骨の柱を確認すると問題ない状態だったので、安心してくださいとお伝えしました。

また同じ方法で施工すると数年は保つかもしれませんが、いつか同じように剥がれてきてしまいます。
そのため、鉄骨柱と仕上げ材料では収縮率、膨張率が違うので、直に接しないよう、鉄骨柱にハチマキを巻くように木材の下地を何ヶ所か設置しました。

その上に腐らない擬木を貼り、仕上げにしました。



鉄骨柱がやわらかみのある擬木で包まれたので、玄関ポーチにあたたかみもでたと思います。
これで長年メンテナンスをしなくて済み、安心して暮らせます。