タイル

今、韮山の家で タイルを貼り始めました 。今は住宅にタイルを張るところも少なくなりましたが、タイルは私にとって 、住宅を作る上で 欠かせない 重要なものです 。タイルは私が子供の頃、 何気なく見てきた 風景の一部で 、日常の中に飛び込んで私に感性を与えてくれました。

手作りのタイルの焼き物には、 それぞれの タイル職人さんの叡智が 詰まっています。 色、モチーフ、 デザイン、形状 、ハンドメイドならでの 独自性の 美しさ 、表情 、温かみ 焼いた時の釉薬の色 、艶、ゆがみ などが 心を落ち着かせてくれます 。規格の工業製品にはない 深みがあります。 長持ちして ずっと 、楽しませてくれます。 そして、使うほど風合いが増し 愛情が湧いてきます。

私はタイルに魅力を感じているので 台所の壁床 、洗面台 、トイレの床 、帯 、玄関ポーチの床など タイルを貼ることを建築主に提案します。

私は 、数多くのタイルの中から 建築主と 一緒に 、一番あった タイルを選びます 。それぞれの部屋に そのタイルを使うことによって 他にはない インテリアとしての 個性的な空間を作り出します 。自分だけの想像力でできた独自の空間です。 そこで考えた タイル使いは ずっと残り続けます。 またタイルは人懐っこいので 、人との つながりも感じます。 そして親の コーディネートしたタイルが 日常生活に溶け込んで  子供の心にも 受け継いてゆきます。 想像力や 表現力を一層感じさせるてくれると思います。子供の頃の郷愁として大人になっても残ってゆくことでしょう。

タイルは日常生活の楽しさや豊かさを与えてくれます。

玄関のタイルや 台所のタイルは これから仕上げて行きます 11月の終わりに 完成見学会を行う予定でいます 。その節はタイルの素晴らしさを 見に来てください。

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