建方当日
S邸の基礎の報告から、だいぶ時間があいてしまいました。
木造の建方を5月15日に行いました。写真はその様子です。
土台はヒバ、柱はヒノキ、梁は米松を使用しています。ヒバは昔から、水に強く腐りにくく、シロアリにも食われにくいのです。ヒバ、ヒノキとも木自体に、ヒノキチオールという耐蟻性のある成分が含まれています。
通常出回っているホワイト集成材(オウシュウトウヒ)には、その成分がなく、シロアリに食われやすいのです。シロアリに食われないために、まんべんなく農薬の防蟻処理をしなければなりません。
あまり防腐、防蟻処理をすると、健康にもよくないので、私は、ヒバ、ヒノキ、米松を使用しています。
米松は、大断面をとりやすいので、桁、梁に用います。
柱は、基本的には開口部以外のところは900mm間隔で配置してあります。
柱上の2階梁は、最低105×240を使用し、羽子板ボルトを2ヶ所で締めてあります。
金物の筋交い等は、まだ入れてありませんが、また報告させていただきます。
1.5倍と1.0倍の違いがわかるように、構造を色塗りして、見学会をする予定でいます。
そのせつは、お立ち寄りください。
土台を敷いた全景
アンカーボルトをしめて、基礎と土台を固定します。
建方
2階の柱を建て始めています。
作業の様子
全体の形が出来てきました。
屋根の下地板を張って、今日の作業は完了です。