構造見学会開催します

早くも、梅雨の時期が近づいてきました。
当日が好天なのを祈りつつ、構造見学会のご案内です。

今、家を建てる時、今以上に耐震強度を確保する必要があることが、最近の地震から見えてきました。
いろいろな研究から、阪神大地震、新潟中越地震では、建築基準法の想定をこえる地震動が観測されています。
建築基準法ギリギリの壁量では、こうした揺れに倒壊してしまう危険性がでてきました。
木造構造研究者の間では、建築基準法より 1.5倍の強度を確保したほうが望ましいとの声が多くあります。
また世間一般でも、阪神大地震でも大丈夫な住宅が、求められています。
私もこれをふまえ、住宅を建てる人に対して、1.5倍の耐震強度を保って建てることを勧めています。
そして、実行しています。
法的ギリギリの経済設計ではなく、より強度の安全な構造設計でなくてはなりません。
今回、その違いを見ていただこうと、構造見学会を開催することにしました。
筋交いを色塗りして、1.0倍と1.5倍の壁量の違いを肌で確認してもらおうという企画です。
また、最終的に見えなくなってしまう構造体や金物が、どのように作られているのかも確認できますので、今後の家作りの安全の基本にも、なってくると思います。
ぜひ、この機会にお越しください。
また同時に、向かい合わせの私のプロデュースした住宅を開放して、見ていただきたいと思います。
無垢板、塗り壁、ステンドグラス、タイル、手作りのアイアン、ロフト、屋根裏部屋などもあり、見所たっぷりです。
ラピング材やクロスを、いっさい使用していない、やさしい空気を感じてください。
お待ちしています。

日時:平成20年6月14日(土)・15日(日)
AM10:00~PM5:00

強度1.5倍にするための筋交いを黒く塗りました。

同時開放する住宅のステンドグラスとアイアン

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