家をつくる仲間たち

あけましておめでとうございます。
不況の時代といわれていますが、仕事に対するまっすぐな思いと情熱をもって、乗り切ろうと思います。

建築にとって悪いことばかりではありません。
仕事が少なくなれば忙しい時と違い、そんなに時間におわれず仕事ができます。
建築材料の価格も下がり、充実した家づくりが出来る時期だと思います。
さわって手触りを確かめながら材料を選び、見て感じながら自分の感性を信じて色を決め、もう一度原点にたって、わくわくしてくるような家を建てたいと思います。
私の入会している「チルチンびと地域主義工務店の会」の本の別冊がでました。
以下は、別冊の私の記事からの一部です。

私が今、お客様の一生に一度の家づくりをお手伝いできるのは、信頼しうる職人さんがそばにいるからです。
これまで、さまざまな仕事を重ねてきました。
あるときは、左官屋さんの塗り仕上げがイメージにほど遠く、気に入るまで何回も塗ってもらいました。
タイルの色が合わず、浴室のタイルを全部剥がして張り替えたこともありました。
大工さんに私の思いが伝わらず、やり直してもらうことが数限りなくありました。
長年、若い頃から意見を交わし、ときには言い合い、良い家をつくろうと励んできた結果が、今は仲間となり、それが財産になっています。
職人さんが誇りをもって、その技術を生かして働ける場所を一つでもつくり、これからもその財産を生かして仲間とともに、木の建築が本来持っている力を、一緒になって引き出していこうと思います。

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