建材展に行ってきました
久しぶりに、東京ビッグサイトに建材展を見に行ってきました。
5、6年前は来場者も多く、ごったがえしていましたが、
最近は出展数も少なくなり、見学者もさして
多くありません。
建築業界も、不況のあおりを受け、少し元気がないようです。
建材メーカーもバリエーションの種類を多くするのではなく、
コストダウンで均一化をはかり、少ない数で売れ筋を考え
勝負しているようです。
住宅を建築する身としては、建材の種類が少なくなると、
選択が限られ、創造性がせばまります。
建築主や設計者が望んでいるものが作れません。
不満があっても、しかたなしに探しているものに少しでも
近い建材を選ぶしかありません。
昔を考えると、いろんな種類の建材がありました。
その中で、独自性のあるものを作り出すことが出来ましたが、
今では、できそうもありません。
狭い選択肢のなかでは、限られたものになってしまいます。
もう少し、設計者や建築主が楽しめる建材の
バリエーションを増やしてほしいと思います。
ないものねだりをしてもしようがないので、
今は、ほしいものは手づくりして、
適材適所に気に入った建材を使いこなしながら、
よりマッチした建物をつくっています。