長期優良住宅 完成見学会のお知らせ

今年初めの完成見学会を行います。

今回の建物は、清水町医療センター近くの狩野川沿いです。

暖色系の淡い色彩をベースに、プロヴァンス風に外観をまとめ、
外壁の一部にやわらかな感じのレンガタイルを貼り、めりはりをつけました。

 

玄関上の アールバルコニーに沿って付けられた装飾アイアン手すりは、
いつもの作家・川合さんの作品です。

曲線を使うことで 外観は、おとなしい やさしい感じに仕上がりました。

 

玄関に入ると、正方形のデザインタイルとステンドグラスが目につきます。

 

アンティーク模様のガラスをはめこんだドアを開けると、そこは居間です。
勾配天井のトップライトから光が差し込んで、塗り壁にそっと影をおとし、
やさしい自然の光が 居間に広がります。

 

２０帖のＬＤＫには、クスの木を使った手作りのダイニングテーブル、
自然木のカウンターや 静岡の家具職人が作った食器棚が あたたかな質感と
木のやさしさを ただよわせます。

 

台所の床は、風合いと耐久性を兼ねて タイルにしました。

玄関ホール右側のフスマを開けると、８帖の和室です。

昔ながらの真壁の桧柱とワラジュラクの壁。
今では あまり見なくなってしまった竿縁天井（イナゴ天井）が、
昭和のにおいを感じさせ、心をなごませます。

その奥にある納戸は杉板壁で、安心して衣類を収納できます。

１階のトイレの中の自然木のカウンターにしつらえた信楽焼の手洗いボウルと
帯状に貼ったかわいらしいモザイクタイルを見て下さい。

 

階段を上がると、正面が屋根なりの勾配天井の洋室になります。
星空が見えるように、天窓のガラスは透明です。
ベランダからは、狩野川の水面がとてもやさしく目にうつります。

階段ホールにもどります。

手作りの洗面台は、信楽焼のボウルと 手作りの味わいのあるイタリアタイルで製作しました。

 

いつも 本物であることにこだわって、私は家づくりをしています。
本物であるがゆえに 素材感が生まれ、感動があり、親しみを持ち、
自然に納得できる住まいになってくるのだと思います。

そういう住宅だからこそ、子供たちの情緒もはぐくまれ、
住む人の心も豊かになると 私は信じています。

これからは、耐久性・耐震性・維持管理・バリアフリー・省エネルギー性能などを高めた
地球環境と人にやいさしい長期優良住宅が主流になってきます。

この機会に 長期優良住宅とはどのようなものか 見に来て下さい。

長期優良住宅 完成見学会（清水町）

日時：１月１６日（土）・１７日（日）
　　　１０：００～１７：００