今まで身近なアートを楽しませてくれた「芸術空間あおき」さんが、
今年の12月で閉館してしまいます。
実用的な手の届くアートを、定期的に様々なものを見せていただき、
建築にたずさわるなかで、刺激になり、感性をやしなうことに、
おおいに役立ちました。
やめてしまうのは、すごく惜しくさみしいです。
このあたりにも、美術館は多くありますが、
美術館に展示してある作品は高価で、
見るだけでどんなにいいなあと思っても、
自分のものには出来ません。
「芸術空間あおき」さんは、芸術を身近に感じさせてくれ、
気軽にアートにふれることの出来る唯一の空間です。
気に入れば購入して自分のものにでき、
暮らしのなかでアートを楽しむことができます。
定期的に展示品がかわり、コーヒーカップ、バッグ、
セーターやベストなどの衣類、絵画、ガラス器、小物など
いつもおもしろく、たとえば、気に入って買い求めたコーヒーカップや
木のスプーンを普段使いする楽しさは、手になじむ日用品になり、
日々の生活を濃厚にしてくれます。
私が建物にとり入れているアイアンとステンドグラスの川合さんも、
何回か「芸術空間あおき」さんで個展を開いています。
行ってみてもらうことで、住宅のなかに川合さんの作品も
とりいれました。
楽しい思い出にもなりました。
いろいろな分野の作家さんと、出会える場所でもあります。
今年いっぱいアトリエを開いて、いろいろな作品を紹介してくれます。
機会がありましたら、出掛けてみてください。
私も時間をつくって、まめに出かけたいと思っています。
もう少しの時間 手のとどくアートを楽しませてください。