お寺の東屋(あずまや)が完成しました
お寺の東屋(あずまや)が完成しました。
今まで広い墓地には突然の雨や夏の暑い日差しを避けるところがありませんでした。檀家さんがお墓参りに来られた時、やすらぐ待機場所もありませんでした。避難場所として、また、檀家さんが気軽に語らいやふれあいができる休憩場所として、東屋を建てたいと言う、ご住職のたっての意向で設計の依頼を受けました。

東屋
立地場所は風が強い海に近いお寺です。 近年想像を超える激しい風や、竜巻が各地で到来しています。壁のない東屋は、吹きさらしのため、屋根がふきあげに弱く、損傷する恐れがあります。リスクを回避するため、より構造を強くなるよう配慮しました。風速に負けないように、引き抜きに、抵抗するよう、柱の数を増やし、梁、垂木も標準以上に太くしました。柱の数が多くなり、見た目がくどくなるのを心配しましたが、取り越し苦労でした。柱に、磨き丸太を使ったことで、数が多くても、シンプルでやさしく、やわらかな感じになりました。腰掛けは杉板を使いました。座りごこちもよく杉の香りを感じます。また、東屋を通り抜けるやわらかな風が、心地いいです。何かあった時、休めるところが近くにあるので、安心できます。また、東屋が、お寺の風景に溶け込んで、雰囲気を演出してくれています。ご住職さんの意向が実って、檀家の皆様にも好評のようです。いつまでも愛用され、かわいがっていただければありがたいです。


