木に囲まれて思う。

久しぶりに、 木の 倉庫 谷田 木材(三島)に 行ってきました。 倉庫には 、目を見張るぐらいの 多くの 、大きな 木の板がありました。 そんな木に囲まれながら 、木のあたたかさに触れ 、やすらいだ 時間を 過ごしました。

いつも、感じることですが 、空気が清々しくて 、自分を取り巻いていたものから離れ 、人の原点に戻ったみたいで、 心と体が すっきりしてきます。

なぜそうなのか 、私なりに 考えます。 私が思うには 、人は太古の昔から 、木と一緒に 暮らしてきました。 木を燃やし 料理をし、 木の道具を使い 、木の家具を 作り 、木の 家に住み 、木を愛しみながら 生活していました。 木は、人にとって 、生活するのに 欠かせないものでした。 昔から 、木は家族みたいなものです。だから、 そばにいると 、やすらぎ 、落ち着きを感じるのだと思います。 本質的に 、人は木が 好きなのです。 木を求める DNA が 、人には自然に 備わっているんだと思います。

木の香り 、木の感触 、木の色感 などに 触れると 、人間の本来の感性が 、蘇ってくるのでしょう。 私たちの 生活も、今 、実際 自然味のないものの中で 、囲まれ 暮らしています。 リーズナブルを求め、使いやすさを 重視したため 、家庭用品も、道具も、 家具も、 電化製品 、住宅の 天井、 壁、床 、ドアも 大半が ビニール製品や、 プラスチックで 、囲まれるように なってしまいました。 人は昔から使ってきた木から離れ 、木の代用品として、 プラスチック、塩ビ製品に 変わってきました。 周り 見渡せば分かると思います。それが当たり前の時代になってしまいました。 現代社会は 、今、本当に木に触れる 機会が少なってしまいました。 塩ビばかりです 。それを止めることは できません 。

私にできることは 、少しでも 、木の良さを 知っていただくことです。 木の良さは、言葉で 訴えても、スマホで 見ても わかりません。 本当の木を、 体験して 、それをどう感じたかが 、答えだと思います。 何も感じなければ 、それはそれでいいでしょう。 家を建てようとする 方は 、一度 、参考に木と 触れ合った方が良いと思います。 どんな感じ方をするか 、どんな家を建てたいのか 、選択するためにも 、必要ではないでしょうか。

私は、木が好きなので 、木に囲まれ 、木とふれあいながら、 生活を 営める 家を 建てています。 木に包まれていると 、安心感が生まれ、 リラックスでき 、おおらかな 気持ちになります。 人間にとって、 本当の感覚を味わいながら、 暮らすことができます。 木と一緒に 暮らせば、 もっと 心と、体も 豊かに なると思います。 それが人間にとって、 本来の 暮らしだと 信じています。

機会があれば木 を味わってみてください。

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