これからの住宅
これからは、住宅の建て方、住み方が大きく変わろうとしています。
これまで、「建てては、こわす」を繰り返し、CO2やゴミを出してきましたが、
これからは、消費エネルギーをより少なくしてCO2を削減し、
ゴミをあまり出さない工夫をして、
地球にあたえる負荷を、減らしていく努力をする時期にきていると思います。
長く住みつなげる家を建てて、手入れや点検をしていけば建替の周期は長くなり、
CO2やゴミは減っていきます。
けれど、CO2を減らすために何かを我慢するのではなく、
生活の質を保ちながら暮らしていけるよう、
頑丈なだけではないエコ住宅をめざすことが大切になります。
暑さ寒さを緩和する断熱材の使い方、
室内に風が通るよう窓の位置を決める、
手入れや点検をしやすくする、
など様々な方向から考えて、エコ住宅をめざします。
どのくらいエコ住宅なのかは、
CASBEE(キャスビー)というものさしを使って、評価できます。
環境品質(暮らしやすさ)を環境負荷(エネルギー)で割った値により、
5つのランクのどれにあてはまるか わかります。
CO2とか地球への負荷とか、少しとっつきにくいイメージですが、
とても身近なことも役に立つんです。
雨水タンクを取り付け、たまった雨水を庭の水やりに利用すれば、
水の節約になります。
庭の植木を大切にすることや、新しく植える木の種類を
地域色のあるものにすることは、自然環境を守ることにつながります。
役立ちそうなことを探して、実行してみてください。
みんなで少しづつ地球にやさしくすることで、温暖化防止に
大きな力になっていきます。