建築家田中敏溥氏の建物を見てきました

５月１４日
私の好きな建築家の一人でもある田中敏溥氏の設計した家とお話を、
名古屋まで見にいきました。

私は何回も、その建築家の建物を見ています。

自邸も見させていただき、自然な開口部のとり方、
それに伴う高さのバランス感覚に感銘をうけました。

その建物も、建具、天井高さ、開口部、床、照明、色、
細部までいきとどいた気配りが感じられ、計算されつくした
これしかないという、それらの高さ、空間の寸法が絶妙で
どこにいても、落ち着いたやすらぎと心地よさを
感じずにはおれませんでした。

また、障子紙、しっくい、杉、広く開放された窓と、
外の樹木の緑の質感の対比が美しく、異種ですが
一体感があり、自然のなかに溶け込んでいくようで
安堵感をもちました。

住宅を通して、人を威圧しない　やさしいあたたかさを
感じました。

そのあとで、田中敏溥氏のお話を聞き、
建築設計の考え方なども伺ってきました。
場所をよんで、それをどう生かすか、決してでしゃばらない
近所、家族、周囲の状況といかにして仲良く付き合っていくか
自分だけでなく、みんなのことを考えて建築の設計をする
重要なキーワードを教えていただきました。

今回見させていただいた建物は、
自然みがあり、さわやかさを感じています。
田中敏溥氏が人や環境に思いやる気持ちをもって
設計されているのが、よくわかりました。

また、田中氏が言った言葉で、
「よいものを見続けると、本物がわかるようになる」
と言われました。
まがいものか、本当にエネルギーのあるものか、よいものか
見極めがつくそうです。

私も機会あるごとに、良い物を見て感性を養って
仕事に生活に生かしていこうと思います。

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