雨のなか、フルマラソンを走りました。
この数年、毎年、大町アルプスマラソン(長野県)を走ってきましたが、
今年10月20日の大会は、あいにくの雨でした。
いつもなら、きれいな空気をすって、美しい山なみと田園風景を見ながら
気持ちよく走れるのに、雨は、やみそうにありません。
あとで体調をくずし、仕事にさしつかえるかもと、走るのを躊躇しましたが、
ここまで来て走らないで帰るのも悔しいので、走れるところまで走ろうと思い、
カッパを着て、ゴールにたちました。
多くのマラソンランナーが思い思いの恰好をして、ある人はゴミ袋をかぶり、
ある人は傘をさし、ある人は裸に近い恰好で、スタートしました。
その中をひきづられるように、私もスタートしました。
走りだすと、マラソン魂に火がついてしまい、走りきろうとしている自分に
なってしまいました。
雨が、カッパを着ていても、体中を濡らしてきます。
30km地点で、体が冷えきり低体温症になりそうなのが、わかります。
ここでやめると、体をますます冷やしてしまい、棄権することになる、
それじゃいやだと思いながら、体を温めるために走り続けます。
ここまで来ると、思うように足は動きません。
いっそ、やめてしまおうかと何度も思いながら、前へ前へと
足を動かします。
そんな思いのくり返しで、ゴールにたどり着きました。
ゴールしたあと、最高の達成感が私を迎えてくれました。
完走証も、雨に濡れてボロボロになってしまいました。
マラソンは、やっぱり晴れた日がいいですね