建前にあじわったこと
建前に、合板を使わなくなって、もうどれくらいになるだろう
当初は、合板を何も使わないで建てることなど出来ないと
思っていました。
そこに住む人や建てる職人さんのことを考え、化学物質は
あまり出さないよう健康や環境のことを考え、合板は
使わないことにしたのですが、今それが、家和楽工房では
あたりまえのことになっています。
かつては、無垢材の施工性、手間のかかること、コストの事で
大工さんと意見が合わず、口論になったこともありましたが
家和楽工房の考え方を何度も説明し、理解、協力を得て、
ようやくここまでたどり着きました。
建前の時に、無垢の木をあつかう大工さんの表情が
とても活き活きしていて、本来のあるべき姿だと
つくづく感じてなりません。
こういう建て方にして本当に良かったのだと
心から思いました。
何か誇らしく、あらためて大工さんが素晴らしく思えてきます。
5月の空の下、木の香りのなか、素晴らしい仲間と
建前の仕事ができる充実感を、味わいました。
(植松)