この見学会でひと区切り
1月16、17日そして30、31日と、続けて開催した完成見学会。
職人さんといっしょに 丹精込めて作った家を、見ていただけることは、
私にとって 幸福なことです。
私ひとりで設計し、現場にたずさわっていますので、
限られた時間の中で、自分の感性を頼りに ひとつひとつ作りこんでいます。
そのため、完成できる住宅は、年に5~6棟くらいです。
私どもの建物を見ていただける機会は、さほど多くありませんので、
ひとりでも多くの方に見ていただき、アピールできればと いつも思っています。
この見学会でひと区切りになり、当分の間 また新たな物づくりに励みます。
二つの現場見学会を通して、ほとんどの方が、やさしさ、
あたたかさ、居心地のよさを感じてくださいました。
「あたたかい感じがする」「つつみこんでくれるよう」
「ずっといたくなる」「いても飽きない」
「本物の木っていいね」
「タイルって冷たいイメージだったけど、
使い方であたたかい感じ」
「ステンドグラスがあるだけで楽しくなる」
などなど、いろいろな感想をいただきました。
うそのない素材を正直に使ったことが、
こんなにみなさんの感性に伝わりました。
素材のもっている魅力、木そのものの質感、
石、タイルの風合い、ハンドメイドの塗り壁、家具、
アートが伝わるステンドグラス、アイアン。
素材を素直に使うことで、
直接、手や足から伝わってくる、ぬくもり、
そして、やさしさ、居心地よさを
お伝えすることができたと思います。
当たり前のこと、本物を使うことを、
これからも続けていこうと思います。
有意義な現場見学会でした。
ありがとうございました。