本年もよろしくお願いいたします
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
狩野川と沼津市街地
昨年は「本物でつくる木の家」をテーマに、本物の素材、
特に自然素材にこだわって、家づくりをしてきました。
本物の素材を素直に使うことが、
建築主に対しての作り手の義務だと考えるからです。
もし、それと同じように見える製品を使ったとしても、
長年たてばわかってしまい信頼を失います。
なにより本物でつくった空間は、気持ちよく、人を感動させ、
住む人を癒してくれます。
本物の質感を肌で感じることで、本当の感性が生まれます。
その中で育つことで、子供の情緒も豊かになります。
何年も家を建ててきた結果として、
いつわりのない本物を使うことが住み手にとって良い事であり一番喜ばれると、
私は知りました。
また、作り手の私は、自分が作った住環境に対して
責任をもたなければなりません。多少コスト高になってもうそ、偽りのない本物を私はつかいます。 心も体も、それによって大きく左右され、また、最終的には良い評価を受けると信るからです。
「癒される空間」と「無機質の空間」
住み続ける時間が長ければ長いほど、
住環境から受ける影響は、はかりしれません。
外で嫌なことがあって帰っても、
癒される空間があれば落ち着きます。
家族も暖かく迎えてくれます。
ギスギスした空間に戻るとしたら、それをひきづり、
家族にあたってしまうかもしれません。
心が豊かになるか、人が幸せになるかは、
住環境によるところも大きいと考えます。
木の香りのする家
手づくりのあたたかさの伝わってくる家
木のやさしさでつつまれる家
自然のあたたかさがわかる家
帰ってきたくなる家
そんな幸せになる家を、また1年間、
私なりにつくっていきます。
今日から始動です。