木を選ぶ楽しみ
木の香いっぱいの材木屋さんへ、建築主と一緒にダイニングテーブルになる木や
台所のカウンター、机、棚等になる木を選びに行って来ました。
この材木屋さんは、木の種類もサイズも豊富にそろっていて、
直接見て触れて、気に入った木を選ぶことができます。
カタログと違い匂いや質感を体感しながら、合う木を選べるのが、
一番のメリットではないかと思います。
スライスした木の木目は、それぞれ違った表情をうかべて語りかけてくれます。
木は、一つとして同じものはありません。
それを見ているだけで、楽しい世界がひろがってきます。
気に入った木に出会えば、
この木をこんなふうに使ったらと想像がふくらみます。
選んだ木が、机になりカウンターになり、いつも食事をするテーブルになれば
大切に思うし、わが家だけのオリジナリティが生まれます。
だから、自然の木は、やさしくて、おもしろくて心ひかれるんです。
自分の選んだ木がずっとそばにいてくれ、
なごみ楽しませてくれます。
また、選んだ木をどのように加工して、
一番見た目の良い使いやすい形に仕上げるかは、
出来合いの物と違って、大工さんの個性で少しずつ違い
大工さんの腕の見せ所です。
そして、やりがいがあり、木は作り手も楽しませてくれます。
家には、建築主の夢もつまっています。
そして、いろいろなことを想像しながら使うものを選び
作り出す楽しみもあります。
家作りのときには、そういう楽しみをもっと建築主に
味わっていただきたいと思います。
既製品を使ったり人まかせにしたら、もったいないです。
その時にしか出来ない楽しみがあります。
それを大切にして家作りを、楽しんでください。